2015年11月25日水曜日

差真化の4つの戦略

真実願望が広がれば、差真化手法への期待はますます高まってきます。その方向を考えてみると、対象となる真実願望の中身に応じて、次の4戦略が浮かんできます。


第1は自制・自律戦略。望ましい自己を実現しようという目標(言語規範)をめざして、自省や内省を深める「内観」戦略を基礎に、行動や生活を制御しようとする「自律」戦略,自らの将来を描こうとする「向上」戦略が期待されます。

第2は勉学・教育戦略。将来の知的能力を築こうという目標(言語規範)をめざして、自ら学ぼうとする「自習」戦略をベースに、家庭や職場などでも勉学の機会を増やそうとする「勉学」戦略、さらには学校教育や専門教育などを利用して、知力を向上しようとする「教育」戦略が考えられます。

第3は修行・訓練戦略。自らの身体的・精神的能力を高めようとする目標(言語規範)をめざして、トレーニングや修練を行おうとする「自強」戦略をベースに、より強く訓練や鍛錬、節度や摂生を自らに課そうとする「修行」戦略、さらには学校やトレーニング機関で体力を向上しようとする「訓練」戦略が生まれてきます。

第4は作法・儀式戦略。望ましい公共生活を作りだそうという目標(言語規範)をめざして、わがままやエゴを抑制しようとする「自戒」戦略をベースに、マナーや家庭慣習などを守りたいという「作法」戦略、季節儀礼や通過儀礼などを守ろうとする、新たな「儀式」戦略が生まれてきます。

今後のマーケティングでは、以上の4つの願望のそれぞれに応えていく戦略が必要になるでしょう。

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